ナポレオン1世の戴冠式

ルーヴル美術館所蔵の「ナポレオン1世の戴冠式」(ダヴィド)は、このあとの「新古典主義」の時代の作品です。18世紀末から19世紀にかけて、ヨーロッパには新しい芸術思潮が2つ登場しました。「写実主義」です。たとえば、ルーベンスの「マリー・ド。「美しい肉体には美しい精神が宿り、それは限りなく神に近い」とされた古代ギリシャの精神がここにも見られます。主な作品としては、ワトーの「シテール島への船出」や、ブーシェの「ディアナの水浴」があります。そして作風としては、プロテスタントの商業国家オランダの独立によって、宮廷や教会に縛られることのない、商人や農民に愛情をこめて描きだした「オランダ絵画」の時代が生まれたのです。

理想化された人間が、明瞭な線と感情表現を極力抑えた整った形式のなかで表現されています。バロックBaroqueとは、「仰々しい」とか「ゆがんだ」といった、あまり好ましくない意味をもつ言葉です。形式にとらわれない、個人の自由な創造を重んじたのです。ロココ時代の作品の特徴は、明るく軽やか、優雅で繊細・・・フランス宮廷を中心に栄えただけのことはあります。メディシスの生涯」・・・24枚の連作・・・は、このバロック時代を代表し、その表現性の豊かさは圧巻です。ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」「サンダナバールの死」、あるいはジュリコの「メデュース号の筏」を生んだのが、新古典主義に対立して起こった芸術運動「ロマン主義」です。「新古典主義」と「ロマン主義」です。

美術史は、このあと、これらの新古典主義とロマン主義のどちらにも属さない、また新たな芸術思潮の誕生を迎えます。せいぜい良くいって「ダイナミック」な動きと、いきいきとした表情をもつ・・・といったらいいでしょうか?17世紀ヨーロッパ美術の時代様式をいいます。古代時代からルネサンスを経て、絵画はまた新しい時代を迎えます。新古典主義の特徴は、ギリシャ・ローマの古典様式を模範とした、理想化された人間象にあります。技法として、フランドル絵画の時代に、油絵の技法が発見、発展しました。その時代の流れのなかでバロックやロココをとらえてみるのも面白いかもしれません。ルーヴル美術館所蔵の「ナポレオン1世の戴冠式」(ダヴィド)は、美術史においては、「新古典主義」に属する作品と言われます。

新古典主義は、17世紀ヨーロッパのバロック、18世紀フランス宮廷を中心とするロココの流れのなか、また新しい存在として花開いたものです。ギリシャ・ローマの古典様式を模範として、理想化された人間像を描いた新古典主義では、感情を抑えた整った形式のなかに美しさを求めました。一方ロマン主義は、それとは異なり、人間の主観、感情の動きを大切にします。そして18世紀には、フランスの宮廷を中心とした、「ロココ」時代が到来します。その後、ヨーロッパには、17世紀にはダイナミックな・・・よく言うと・・・表現を特徴とする「バロック」が生まれます。18世紀末から19世紀にかけてフランスに起こった芸術思潮です。貴族が中心の芸術なのです。